リフォームでシックハウス対策をしっかりした健康住宅を実現する方法

マンションリフォーム相談室 室長です。

◆アトピー
◆アレルギー性鼻炎
◆くしゃみ
◆咳
◆じんましん

これらは、すべてシックハウス症候群の症状です。

ただ、どの症状もよくあるものなので、

その原因がシックハウスだと気付く人は、

意外に多くありません。

患者数はどうかと言うと、2011年までのDATEですが、

目立った変化はありません。

キャプチャ

私には、現在、幼稚園の息子がいますが、アトピーの症状が少しあります。

また、私自身は、幼少の頃より、アレルギー性鼻炎をずっと患っています。
それらの原因が、シックハウスなのかはわかりませんが、

家をリフォームするのなら、「シックハウスの可能性をなくしたい。」と、

思われる人も多いと思います。

そういったニーズを受けて、

姫路や加古川のリフォーム会社の中にも、

「健康リフォーム」と、呼び名をつけて、

シックハウスの心配がないリフォームを

実現する事を強調している会社が、いくつかあります。
内容は、無垢床や、しっくい壁など、

自然の素材を使い、接着材を使わない方法を

持って、「健康リフォーム」と呼んでいるようです。

たしかに、その通りです。

シックハウスの原因となるホルムアルデヒド。

これらは、以前と違い、法整備されて、

その量が規制されてはいますが、

完全にゼロというわけではありません。

敏感な方は、その微量なホルムアルデヒドでも、

反応すると言われています。

自然素材を使用していれば、その心配もありません。

ただ、補足するなら、それだけではまだ不安が残ります。

それは、壁の中の結露の問題です。

結露すると、カビが発生し、

◆アレルギー疾患
◆感染症
◆カビ中毒

などの症状の原因になります。

また、結露するような状況は、ダニの発生も免れません。

ダニの発生により、

◆喘息
◆アレルギー性鼻炎
◆アトピー

を引き起こします。

つまり、いくら自然素材を使用して、

シックハウス対策をしたとしても、

壁の中で結露が起こらないような

家の作りになっていなければ、

結局は、シックハウス症候群と同じような

◆アトピー
◆アレルギー性鼻炎

に、悩まされることになってしまうんです。

では、どうすれば、壁内結露をなくすことができるのでしょう?

壁の中で結露することを壁内結露といいます。

これが、やっかいなのが、窓の結露のように見えないし、

水滴を拭き取ることもできないと言う事です。

残った水滴は、断熱材の性能を低下させ、

下地を腐らし、カビ・ダニの発生を加速させます。

結露させないための大きなポイントを2つ解説します。

ポイント①
壁の中に部屋の水蒸気を入れないようにする。

ポイント②
壁の中に入っ水蒸気は、家の外に逃げるようにする。

では、まずポイント①から解説します。

水蒸気を壁の中にいれないようにすれば、

結露は起こりません。

そのためには、水蒸気を壁の中に
いれないように、バリアを施す必要があります。

健康住宅を売りにする工務店が、
目の敵にするビニールクロスは、

水蒸気を通しにくいため、
実は、結露対策に一定の効果があります。

しかし、
ホルムアルデヒド対策のために、
ビニールクロスをやめて、
しっくい壁や、珪藻土壁に、
仕上げを変更した場合、

ビニールクロスに代わる
結露対策が必要になります。

これ、ほとんどの会社がやってません。

しっくい壁や、珪藻土壁は、
どんどん水蒸気を吸ってしまうので、
壁の中まで入っていってしまいます。

「呼吸する壁」などと、聞き心地の
いい言葉がありますが、
「呼吸」していいのは、珪藻土や、しっくいの
部分だけで、
壁の中まで「呼吸」させてはいけません。

そうしないためには、壁の中に入らないように、
気密シート&気流止めを施工する事が必要です。

気密シートとは、少し厚手のビニールシート(黄色)です。↓
66c19942ab4ba346fdb64ccc04cde3731隙間がないよう張り巡らして、水蒸気が壁の中に入るのを防ぎます。

一方、気流止めは、主に床下から壁の中に水蒸気が入るのを防ぎます。

戸建て住宅のリフォーム現場だと、ほぼ全ての現場が下図のように、
床下の水蒸気の流入を防ぐために何も措置をしていません。↓
042cd2a58d52b61374f71ea7d2c97801なので、乾燥木材や、圧縮したグラスウールなどを使用して、隙間を埋めて、
水蒸気が床から上がってくるのを、シャットアウトします。

yyy乾燥していない木材を使用すると、将来縮んで、隙間が開いてしまいますので、
必ず、乾燥材を使用して下さい。

気密シート&気流止め

これを行なえば、壁内結露はほとんど防ぐことができます。

ポイント②は、
気密シート施工や、気流止めが、
何らかの事情で、
うまく施工出来ない場合に有効です。

入ってしまった水蒸気を外に逃がす方法です。

これは、
断熱材の外側(外気側)に、
使用する材料の
透湿抵抗を低くすればいいのです。

もう少し簡単な言い方に変えますね。

断熱材の外側には、
水蒸気を通しやすい材料を使えばいい。

これだけなんですが、
実行するためには、いろいろ問題もあります。

まず、
水蒸気の通しやすい材料、
通しにくい材料を
知っておかなくてはならない。

これは、
別にあなたが知らなくても、
リフォーム会社の人間が
知っていればいいのですが、

残念な事に、知っている人間は
まだまだ多くありません。

それと、リフォームの場合、

すでに、現段階で、
水蒸気を通しにくい材料が
使用されていて、

それを、やり替えるには、
多額の費用が掛かる場合もあります。

そうなると、ポイント②は実行できませんので、

ポイント①の、
壁の中に水蒸気をいれない措置というのが、
大変重要度を増してきます。

言葉だけだと、イメージが
わかりにくいと思いますので、

結露シミュレーションソフトを使用して、
どれくらい結露の危険があるのかを
お見せしたいと思います。

まず
CASE①

戸建て住宅のリフォームで、壁はそのままの状態で、
ビニールクロスをしっくいに変更した場合のシミュレーションです。
1
青線と、赤線が交差した部分が、結露発生ポイントです。

グラスウールの施工も昔は非常に雑でしたので、壁の中はこのように結露している可能性が高いですね。

CASE②は、しっくいを施工する前に、気密シートを施工した場合です。
費用は、アップしますが、壁の中で結露はおきていません。

2戸建て住宅だと、気密シート(+気流止め)さえ施工していれば、
壁内結露のリスクはほとんどないと言えます。

CASE③は、築20年くらいの中古マンションです。
しっくいではなく、ビニールクロスですが、
すでに結露が発生しています。

中古マンションは、かなりの確率で、壁内結露が
起こっている可能性があります。
3CASE④は、戸建て住宅と同じうように、気密シートを施工した場合です。
驚くべきことは、それでもなお、結露リスクがあるということです。

断熱材の外側にある躯体のコンクリート部分が、非常に水蒸気を通しにくいため
このような結果になっていまいます。
3これを解消するためには、
水蒸気を通しにくい性質を持つ断熱材を、
今よりもっと厚く施工するだけでなく、
換気をよくする、水蒸気が発生するような石油ストーブなどを使用しないなど、
普段の生活スタイルから、意識する事が必要です。

このような、壁内の結露対策をしっかりした上で、
自然素材にこだわっていけば、

より確実、より安全に、
健康リフォームを実現できるでしょう。

 

 

 

 

 

 

それには、結露のメカニズムをよく知り、

結露計算ができる人に相談するのが一番です。

 

 

 

 

 

 

 

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